オッズ競馬の用語集

 オッズ競馬には独特のいいまわしの用語が存在します。ここでは、代表的な用語について説明します。なかにはシンドローム独自の用語もあります。

あ行

朝一オッズ

 オッズ競馬の世界では特別な意味を持った時間帯。たいていは9時30分前後を朝一と呼び、このときに発生したオッズ異常投票を「朝一異常」と呼びます。
朝一が重視される理由は、この時間帯にインサイダー投票が行われているという説が根強く支持されているためです。最近では、朝一から締め切り直前にシフトしてきています。

アウトライヤー

 内部情報を知っているインサイダーが作りだしたオッズ異常を発生させている馬。シンドロームは競馬で勝つための理論を背景に持っていますので、「当たる馬を軸馬」、「回収率100%を超える馬をアウトライヤー」と呼んで区別しています。なお、シンドロームの独自用語です。

一本かぶり

 レースの状態を表す用語。ある特定の馬に異常に人気が集中した状態を指します。単勝オッズが1倍台の馬や、馬連得票率が30%異常の馬が1頭いる状態を指します。
1番人気馬の馬連得票率が30%を超えている場合は、高い確率で複勝圏内に絡むので、特に注意が必要です。

インサイダー

 インサイダーとは、内部情報を持った者がその情報に基づき馬券を購入することを指します。株のインサイダー取引が名前の由来です。オッズ競馬の世界でインサイダーとは、調教師や厩務員ら、馬を仕上げる立場の人間が仕事の上で得た情報を元に馬券を購入することを言います。
  なお、日本では競馬法により競馬関係者による馬券の購入は禁止されています。

イレギュラー・オッズイレギュラー

 橘式オッズ理論の造語ですが、現在では広く異常オッズのことを指します。
オッズ異常を調べる場合、得票率のずれを見る方法とオッズから各券種毎の人気順位を処理する方法があります。
前者は得票率の比率を見ますが、後者は券種人気を比べて同じかどうかを見ます。例えば、単勝人気が2位、馬連人気2位、複勝人気が1位となっている場合、複勝にイレギュラーが発生しているという使い方をします。

オッズのひずみ

 何らかの原因により、オッズに生じた歪みのことを指します。歪みは関係者によるインサイダー投票や、それ以外の第3者による過剰投票により作られます。
  歪みの一例として、単勝5番人気の馬の複勝が1番人気になっているなど、券種間の人気順位異常があります。

オッズ人気・オッズ人気順

 オッズは数量データのため、様々な加工が行えます。その中で最も多用されるのが「人気順」です。例えば、単勝2.0倍と言わずに、単勝1番人気と表現します。
オッズを人気順位で表すメリットは、一目でわかる指標として利用するためです。

オッズバランス・アンバランス分析

 アキヤマ式オッズ理論の造語。各券種ごとの人気順位を求め、その順位に異常がないかを分析する手法です。詳細は、「イレギュラーオッズ」参照。

オッズマトリクス(マトリクスオッズ)

 オッズを表形式で表したものです。一般競馬ファンには、馬番と馬番の交差地点をみればすばやく知りたいオッズがわかる程度の利点しかありませんが、オッズ競馬の世界では重要な情報源となります。
 オッズマトリクスの解析手法は種々ありますが、もっとも一般的な用途は、オッズの断層検出でしょう。オッズ分析手法の中でも長い歴史を持ち、トータライザー社が考案したと言われています。

オッズ分布

オッズ全体の分布がどうなっているかを見つめる考え方で、オッズ分析はオッズ分布論とインサイダー理論とに大別されます。分布を調べる考え方は100番目の買い目がいくつかを調べるという順番で見る方法から標準偏差を使う方法まで多彩で波乱分析を行う上では必須の分析法です。

オッズアイ

オッズアイとはオッズマトリクス上に穴や目の様に表れるオッズの事で、特定の買い目だけが異常に買われて数値が小さくなり、周囲の数値との整合性がなくなり逆転現象を起こす事を言います。

か行

過剰

 異常オッズの状態を表す用語のこと。特に馬券が売れている状態を指します。例えば、馬連で集中投票が発生している状態を「馬連過剰」という表現をします。馬単で集中投票が発生していれば「馬単過剰」といいます。
シンドロームでは「集中」と表現することもあります。

乖離

 異常オッズの状態を表す用語のこと。馬券がある時点よりも売れなくなっている状態(人気薄)を指します。
シンドロームでは「離散」と呼んでいます。

Gap(ギャップ)

 オッズ指標のひとつ。異常オッズの度合いと人気を比較できるようにした数値。Gapが大きいほど異常度が高い。ただし、人気の影響をうけるため、上位人気ほどGapは小さくなります。
 シンドロームの独自用語です。

クラブ馬主

 馬主の形態のひとつ。馬主資格を取るにはJRAの厳しい審査を通る必要があります。一方で、ラフィアンやシルクのように、法人が馬主になり、競走馬を共同所有するクラブ馬主もあります。競馬ファンの間では一口馬主と呼ばれています。
昔は出資した競馬ファンによる偽異常投票が多く見られましたが(代表例はシチー)、最近ではより確信犯に近い投票が見られるようになっています

グリーンチャンネル推奨馬

 競馬専門チャンネルグリーンチャンネルのパドック推奨馬のことを指します。GC推奨馬と略すこともあります。グリーンチャンネルはCSやケーブルTV、競馬場、ウィンズでしか見られませんが、グリーンチャンネルのパドック推奨馬は、推奨直後から異常投票を起こします。
時系列オッズを使ってオッズ分析をする場合は、無視できないファクターとなっています

検証

 競馬には検証がつきものです。オッズ競馬は基本的に数値分析ですから、他の馬券術以上に重要です。検証は大きく分けてふたつの意味があり、ひとつはレース事例を丁寧に見る「事例分析」があります。もうひとつは、統計的な分析です。
通常は、前者の「事例分析」だけが行われていますが、効果の高い検証をするには「事例分析」と「統計分析」の両方をバランスよく実施する必要があります。
オッズ競馬の世界では、一般的に「検証」といった場合は、「事例分析」を指します。

混戦

 レースの状態を表す用語。人気が割れて確たる軸馬が見あたらない状態を指します。ひとつの指標として単勝1番人気のオッズが4倍以上や、馬連得票率が20%以下の状態があげられます。
なお、必ずしも高配当になるわけではありません。

控除率

 オッズや払い戻しにおいて、JRAがあらかじめ控除した金額の比率のこと。JRAの標準的な控除率は25%で、この中から職員の給料、レースの賞金、設備投資費などが支払われます。つまり、本当の意味でのJRAの売り上げとなります。
なお、控除はオッズ発表の時点で行われています。

さ行

時系列オッズ

 時系列オッズとは、時間的に連続したオッズの集合体のことを指します。競馬情報サービスJRA-VAN Data Lab.では、単複枠連と馬連の時系列オッズを提供しています。それ以外の券種のデータが必要な場合は、独自に取得する必要があります。

時系列変動・CT

 シンドロームの造語。時系列オッズを分析するための手法。時系列オッズはフォーカスのみならず、時間軸での比較が必要になるため、分析をするには工夫が必要になります。
シンドロームでは馬毎のオッズ変動をCTと呼ばれる表に変換して、時間毎のオッズ変動を分析しています。
得票率順位で比較する方法もありますが、CTはオッズがどの程度変動したかもわかります。

集中・離散

 シンドロームの造語。オッズの売れ方、買われ方の状態を表しています。
「集中」とは、発売開始から締め切りに向かって、時間の経過とともに馬券が売れ続ける状態を指します。1番人気のようにずっと売れ続ける場合も集中ですが、朝一で5番人気だった馬が、締め切り直前までに2番人気になっている状態も集中です。

 「離散」とは、締め切りに近づくにつれて人気薄になる買われた方を指します。例えば、朝一に異常投票があり一時的に2番人気になった馬が、締め切り直前では5番人気に戻っている馬がそれです。朝一のインサイダー投票の多くが離散に当たります。

スネーク・継続異常

 シンドロームの造語。CTを利用することで確認できる現象のひとつ。スネークとは、ある時点からずっと売れ続けている状態を指します。

総合指数

 三連単時系列オッズ分析をもとに計算したオッズ異常の強さを示す指数。直前異常を検出するため、締め切り3分〜12分前までのオッズを使用。

ゾーン

 馬連得票率をいくつかの区画に分けて、人気を分類すること。詳細は「人気とゾーン」を参照して下さい。

た行

単複異常

 単勝と複勝に発生した異常オッズのことを指します。馬券購入の際、ある一頭だけの勝負気配が分かっている人は単勝と複勝を同時購入することが多く、これが単勝と複勝の過剰投票となって表れます。最近はオッズ異常の中心が単複から三連複、三連単に移行しており、単複だけの異常で判断すべきではないと結論づけられています。

得票率 (シェア)

 ある馬券がどの程度売れているかを百分率で示したもの。シェアとも言います。厳密にはある馬券の票数の合計を言いますが、オッズ競馬の世界では、オッズから求めた得票率のことを指します。
これはレースが確定しないと、フォーカス単位の票数が発表されないためです(競馬場では見ることができます)。

な行

偽異常

 インサイダー投票区別が必要な異常投票のこと。たいていは大きな票が動きますが、たいていは不発に終わります。例えば、サンスポの万券の哲や、フジテレビ系列のスーパー競馬で井崎脩五郎氏が推奨した馬が引き起こす異常オッズがあります。
メディアで推奨された馬の一般票による異常投票を指しますが、井崎脩五郎氏などは的中するときもありますので注意が必要です。

は行

波乱分析

 あるレースが荒れるのか堅く収まるのかを分析する手法やその結果のこと。さまざまな手法がありますが、オッズの分布や単勝オッズ等を利用して、統計的に処理したものが一般的です。
波乱分析とも、配当分析ともいいます。代表的な例として、スナイパーミヤグチの配当指数や、レゾンデーテルの配当分析、シンドロームの波乱指数などがあります。

 なお、あくまでも過去の統計データによる傾向を示しているだけで、現在検討しているレースが必ずしも指定の配当に収まるという意味ではありません。

パドックフライング・モーニングフライング・直前集中票

  シンドロームの造語。票の入る時間によって名前を変えています。
朝投票されるモーニングフライング、一般票が入る前に投票されるパドックフライング(締切15分以上前〜)、直前集中票(締切15分〜締切)に分けています。最近は確信犯は直前集中票に特化しつつあるというのがシンドロームの主張です。

ピンポイント投票と総流し

 馬券の買われ方を表現した用語。馬券には大きく分けて2種類の買われ方があります。「総流し」とは、ある馬から買われている馬券を調べたとき、すべての馬に対して買われている場合を指します。特に同じような買われ方がされている場合は、ボックス馬券と考えられます。
それに対して「ピンポイント投票」とは、ある馬から特定の馬だけをねらい打ちして買われた馬券を指します。

 当然のことながら総流しよりピンポイント投票のほうが、信頼度は高くなります。

フライング

 シンドロームの造語。ほとんどの投票はパドック周回後(締め切り約10分前)に行われますが、それより前に投票された意味のある異常投票のことを指します。
例えば、朝一(9時30分前後)やお昼頃に行われた大量投票、異常投票をフライングと呼んで区別しています。

フォーカス

 馬番の組み合わせで表現される、馬券の目のことを指します。例えば、馬連1-2やワイド3-5がフォーカスです。

ま行

モブサイン

 シンドロームの造語。オッズに一般大量票が入り始める時点を指します。中央競馬の場合、通常発走10〜15分前ぐらいに一般競馬ファンの大量投票が始まります。これは、時系列オッズ分析をすると見えてきます。

類語:一般票・大衆票

や行・わ

やり・やらず

 競馬用語。勝負気配のある厩舎が馬券に絡むような騎乗を指示し、実際に馬券になった場合を「やり」といいます。馬券に絡まなくても、見せ場を作りつつ4着に入った場合も「やり」になります。
 「やらず」は勝負気配があるにもかかわらず、見せ場もなく負けることを指します。

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