競馬詐欺業者の見分け方

インチキ業者

競馬業界は、金銭のやり取りがともなうギャンブルであり、人の射幸心をあおって成立しているため、詐欺まがいの競馬予想会社が多いのが特徴です。
弊社の会員様の中にも、なんども競馬予想会社に騙されて苦い経験をした人が多数おられます。

シンドロームの理念の中に、こういう「競馬業者=インチキ業者のイメージを払拭する」という目標がふくまれています。

この記事は、同業者からみたインチキ業者の特徴をまとめたものです。

− ご注意 −

シンドロームは理念に基づき行動していますが、あくまでも営利団体であり、ボランティアでソフトウェアやノウハウを提供しているわけではありません。シンドロームに対する評価もあなた自身の目で行なってください。

 

詐欺・インチキ業者とは?

まず、本記事における「詐欺業者」、「インチキ業者」を定義しておきます。

  • 執拗な勧誘は行うものの、入会後はまったくサポートもない
  • 事前に告知しているパフォーマンスがまったく出ない
  • 料金表記とは異なる情報料を請求される
  • 事前に告知がないのに、精度の高い予想は別料金で提供される

なにを「詐欺」もしくは「インチキ」と感じるかはあなた次第ですが、おおまかに言うなら「宣伝している内容と、実際の内容に大きな差が見られる」ところを指します。

ただ、業者の中には競馬予想技術の向上をうたっている所もあるかもしれません。学校スタイル、セミナースタイルの業者の場合、きちんと情報提供、教材の提供が行われている場合、成果が出ない原因はあなた自身にあるかもしれません。

 

詐欺・インチキ業者の特徴

詐欺業者、インチキ業者の広告や宣伝文句には一定の特徴があります。これはセールスのテクニックであり、法則を駆使したものです。セールスの技術を利用すること自体はまったく問題ありませんが、誇大広告や事実と違うことを喧伝することに問題があります。

例えば、健康食品などは効能に「がんが治る」などを書いたら薬事法違反になりますが、競馬の場合はそのような法規制はありません。だから、毎週のように100万馬券が的中した、1万円が1ヶ月で100万円になったという言い方をするところがあります。

詐欺業者・インチキ業者の特徴

具体的なパフォーマンス表記がない

詐欺業者のホームページやセールスレターには、万馬券の的中情報が並びます。中には実際の馬券の切り抜きやIPATの万馬券的中証明書を張り付けているところがあります。

馬券や万馬券的中証明書も偽造しようと思えばできますが、一番ひどいのは単に文字で書いてあるだけだったり、自社で作成した画像を貼り付けて万馬券的中をうたっているところです。

架空の万馬券の的中実績しか掲載しておらず、実際の回収率の表記が見られないところは要注意です。

 

投資競馬をうたっているが的中馬券は三連単ばかり

最近の詐欺業者は、競馬をギャンブルではなく、「投資競馬」と位置づけているところがほとんどです。「ギャンブルではなく投資です。確実にお金が増えます」といったイメージアップを狙っていると思われますが、実績として表示されているのは、「三連単」ばかり。競馬を知るものなら常識ですが、三連単は購入点数が非常に多くなる馬券です。18頭立ての場合は8000点以上の組み合わせが存在します。

三連単を購入するには、最低でも1レース3000円は必要です。三連単を使って安定的な利殖をしたい場合、1レース3万円は必要です。1日で108万、土日で216万の資金が必要になります。

つまり、三連単は資金がないと投資ではなく、極めてギャンブル性の高い馬券になるのです。

投資競馬を実践する場合、資金管理が重要になります。自己資金の一定量を投票し、競馬で回収しながら徐々に資金量を増やしていく事が必要です。1回で10万、20万、あるいは数百万の馬券を取るやり方は、投資ではなく「ギャンブル」です。

 

意味のない権威付け

日本人は権威に弱いと言われています。たとえば、競馬とは全く関係ない税理士やファイナンシャルプランナーを持ち出し、「税理士も弊社の投資競馬には太鼓判」といった宣伝の仕方をしている業者もいます。

税理士やファイナンシャルプランナーのような門外漢は、競馬を正しく捉えられません。彼らが詳しいのは自分の専門分野(税法など)だけです。

税理士、会計士、ファイナンシャルプランナーは「投資」の世界にも無知です。為替も先物も株式についても、適切なアドバイスはできません。できるのは、稼いだお金をどう申告するかだけです。

競馬の払戻金は「一時所得」に分類されます。税法的にも取れるオプションの幅が狭く、その点だけでも税理士の出番はありません。

 

報酬の支払方法がコーチ屋と同じ

ある業者は、その会社への報酬の支払を馬券の払戻金に対する比率を要求してくるところがあります。予想会社が事前に契約の中でうたっている場合は、自由意志による契約になるので、これを罰する法律はありません。

しかし、手口はコーチ屋と呼ばれる人種と同じで、ハズレ馬券に対するリスクは負わず、的中馬券に対する利益だけを要求してきます。

 

予想の根拠が不明確

ほとんどの詐欺業者は、「確かな情報」や「データ分析」といった言葉だけで、何に基づいて予想しているかを明確にしていません。ある業者は日本全国に情報提供者を配置し、競馬情報を提供しているとあります。しかし、それがどのような情報なのかは不明です。新聞広告に出ている業者の中には、引退した調教師や騎手の名前を使っているところもあります。関係者情報は確かにありますが、競馬サークルから外れたところには、情報は来ません。

また、データ解析を売りにしているところもありますが、どんなデータをソースにしているかが明記されていないことがほとんどです。データ解析をする場合、データソースをどのように加工するかが大切です。たとえば、「オッズやタイムをもとに多変量解析を行なっている」といった具合です。

JRAにはすべての情報を統括するデータベースがあり、ここには発馬機内で馬が暴れたとか、馬場整備の状況など競馬のあらゆる情報が蓄積されています。しかし、この情報は基本的に一般には提供されません。

データとして提供されているのは、100%孫会社のJRA-VAN(競馬システムサービス)で確認できるレベルです。中央競馬会が、関連性のない民間会社に都合のよいデータ提供などはしません。

なお、関係者情報として最も確かなのは、現役の調教師、厩務員、馬主(馬主協会含む)からの情報です。

 

誇張された会員数・社歴

買い目を提供しているタイプの会社で、会員数が1000人以上いるところは、100%インチキです。理由は、競馬は皆がおなじ馬券を購入した場合、オッズが下がるためです。関係者情報を元にしたと思われる馬券は、「締切直前オッズ」と「確定オッズ」で50%以上目減りしているものもあります。

買い目が似ている、あるいはおなじ買い目を提供している場合、会員数の制限、購入金額の制限は不可欠になります。

 

あなたはつけこまれています!

冷静に見ると「うさんくさい業者」や「インチキ業者」にあなたが騙されるのは、あなたの「楽して儲けたい」という心理につけこまれているからです! 万馬券の的中実績を壁紙のように並べているのも、あなたの射幸心を刺激するためです。

らくして儲けたいにつけこまれている

万馬券的中は競馬の醍醐味ですが、「投資競馬」に組み込む場合はきちんとした戦略が必要です。100円を100万円にするのはギャンブルです。でも、10,000円を11,000円にするのは投資です。

あなたが本当の勝ち組を目指すのであれば、勉強や努力は不可欠です。
また、単勝や複勝といった地味な配当の馬券にも目を向ける必要があります。

三連単で数十万、数百万馬券をバカスカあてたいのであれば、1日あたりの予算を500万は用意してください。1000円、2000円の資金を10万、20万にするのは夢があっていいですが、それは「ギャンブル」なのです。

勝ち組と言われている人の回収率も、せいぜい120%〜180%ぐらいです。瞬間的に1000%を超えることはあっても、継続するのは不可能です。

また、大きく負け越した日に、業者のうたい文句に誘われて、詐欺業者、インチキ業者のホームページを覗くのはやめましょう。冷静に判断できる状況であれば、賢明なあなたは、セールストークに引っかからないはずです。

 

明確な根拠と客観的な判断基準をチェックしてください

明確な根拠と客観的な判断

どんな万馬券でも的中させるだけなら簡単です。全通り買えば必ず当たります。しかし、回収率を上げるには馬券を絞り込む必要があります。

単に実績として、

「○○競馬11R 三連単 1-2-3 ¥200,000円的中」

と書かれていても、購入点数が不明な場合は、全通り買いしているだけかもしれません。馬連でも6点だけ購入して、コンスタンスに的中させているのであれば、そちらの方が真実味は高いわけです。

掲示されているデータの数字ばかりを見るのではなく、どういうルールで計上された数字なのか、何を根拠に判断を下しているのかをチェックする必要があります。

 

実績数字のチェック法

予想実績は、「回収率」か「的中したレースの配当」のいずれかで示されます。配当のみの場合は、その馬券を的中するのに必要な資金(点数)が明記されているか、また、1日あたりの購入レース数が明記されているかをチェックしてください。

たしかに三連単6点買いでも万馬券を的中させることはできますが、3ヶ月に1回しかあたらないのであれば、的中させる前にあなたの資金はショートしてしまいます。

回収率を提示しているサイトの場合は、購入ルールがあるか、母数になっている数字が出ているかをチェックしてください。
例えば、回収率が300%を超えている場合でも、土日で6レースしか買われていない場合、相当買い目を絞った上での数字となります。

回収率が105%しかなくても全レース購入している場合は、6レース購入の300%に劣っているわけではありません。

 

予想の根拠

競馬の予想法はタイム、実績、馬体、オッズ、サインなど実に様々です。予想の根拠を単に「関係者情報」としている場合もありますが、その時に得られる情報は、「馬体の調子」、「相手関係からみた関係者の勝敗予想」、「八百長(やりやらず)」のいずれかです。

しかし、情報ソースや内容が明かされることはありませんから、信頼度は低いと考えてください。特に、「やりやらず」が怪しい業者に降りてくるには、相当太いパイプがないと不可能でしょう。

何を根拠に予想しているか、投資競馬の場合、資金管理をふくめたマネージメントはどうなっているか? これらが明確になっていること、あるいはあなたが説明を読んで納得できるかを判断基準にしてください。

 

客観的なデータの提示

予想実績の提示は競馬業者ならかならずやっています。
しかし、そのデータが信用できるかが一番の問題です。

毎週もしくは毎月決まったデータを提示している場合、集計方法などが明記されている場合は信用しても大丈夫です。単にレースの的中情報だけ提示されている場合は、判断の根拠としては客観性に欠けます。理由は、馬券が的中するまでどの程度の損をしているかが不明確だからです。

利用者の声、会員の声も客観的な評価のひとつですが、メールの内容を紹介しているように創作している業者もありますので、注意が必要です。できれば、写真入りのほうが信頼性はあがります。

競馬の場合、実際の馬券購入履歴が最も信頼性が高い客観的なデータと言えます。この時、IPATの購入履歴の画面、Club A-PATの画面など、第3者(この場合はJRA)のデータがあるとよいでしょう。

 

最後はあなた自身の判断

世の中にはシンドロームをふくめ、競馬予想会社はたくさんあります。
自分自身のロジックで競馬に勝てない場合は、

  • 「競馬をやめる」
  • 「競馬予想会社を利用する」
  • 「競馬予想ソフトを利用する」

のいずれかになります。

競馬予想ソフトは、プラス回収にするには研究が必要な場合が多いのも事実で、安価ではじめられる分、やはり勝てなかったというケースもあります
(使いこなせば、確実にプラス収支になる優秀なソフトもたくさんあります)。

予想だけを提示する業者の場合、本当に儲かる業者であるなら、オッズの目減りを防止するための何らかの制限(購入金額や会員数の制限)があるはずです。

いずれにせよ、この場で語ったことが判断の基準になるはずです。あなた自身の冷静な視点で、あなたが興味を惹かれた業者を評価してください。