競馬に勝てない理由

競馬に勝てない理由

競馬は難しい!!

 単勝1番人気の平均勝率 25%。平均複勝率 65%。単回収率 86%。単勝1番人気は、4回に1回馬券にからみ、3回に2回 3着以内に入り、1万円で単勝1番人気だけを買い続けても8600円返ってくる。

  あなたは、単勝1番人気を買い続ける以上のパフォーマンスを上げていますか?
上げていないとしたら、袋小路にはまって出られなくなっている可能性があります。

ギャンブル依存症

 人間の脳内では、快感を生み出すドーパミンといった脳内麻薬が生成されています。過去に大きな馬券を的中したことがあるなら、その成功体験をもう一度味わいたくて、年に1回来るか来ないかの馬券ばかりを狙っている可能性があります。
 たしかに万馬券を当てるのは、競馬の醍醐味ですが、当てずっぽうに狙って取れるほど競馬は甘いモノじゃないです。

控除率の罠

 100円で馬券を買った瞬間に、その価値は75円まで下がります。しかも、必ず戻ってくるわけではなく、あなたが買った馬券が的中しなければ1円も戻って来ません。そうです。控除率の問題です。通称「テラ銭」と呼ばれる参加費は、JRAの運営費、賞金、税金などにあてられています。

 的中馬券の払い戻しから直接引かれるわけじゃないので実感が湧きづらいのですが、オッズの段階で控除率ぶんの配当が目減りしているのです。

 競馬は宝くじと違って、どの馬券売場でも当たり馬券を販売しています。極論すれば、すべての馬券を購入すれば必ず的中します。しかし、全通りの馬券を買って的中しても、控除率があるため、儲かりません。

 だから、購入する馬券の点数を減らします。予算や控除率の問題などで購入点数を絞込みすぎて、本来は取れる馬券をのがしている可能性があります。

負けた金額を意識してない

 株式投資や為替相場と異なり、競馬は100円から参加できます。低予算で参加でき、賭けた金額以上の負けはありません。そのため、趣味として競馬をやっている人は、小遣いの範囲、無理のない範囲で競馬を楽しんでいます。

 これは間違ってはいませんが、たとえ1日5000円の負けでも、これが積もり積もると大きな損失になります。1レースあたり、1日辺りの損失は許容出来る金額であっても、あなたが負け続けているのであれば、真綿で首をしめられているようなものです。

 熱湯にカエルを入れると、カエル
は驚いて逃げ出すが、水の状態から
徐々に温度を上げるとゆであがる

これとおなじ原理です。1日1万円の損失も、年間では数百万の負けになっている可能性があります。 まずは、自分の的中率、回収率を把握するのが先決です。

 IPATで投票しているのであれば、JRAの無料サービス Club A-PATに加入すれば、的中率、回収率を確認することができます。

あなたが負けている理由は?

 あなたが競馬に勝てない、負けている理由はそれぞれだと思います。しかし、勝てるルール、勝てる資金管理術、現在の成績。これらを知らずして、どうやってこの難しいゲームを勝つつもりですか?

 競馬で確実に儲けていくには、単勝や複勝、枠連といった買い目点数が少なくて済む馬券を買えばいいことです。枠連なら4頭ボックスでも6点で済みます。それでも発売されている枠連の16%を押さえているのです。
 単複や枠連を勧めると決まってこういう答えが返ってきます。

「そんな安い配当の馬券は面白くない!」

 三連単やWIN5の配当は確かに魅力的です。でも、あなたがその馬券を買えるだけの資金をもたず、しかもエッジもないのであれば、ギャンブル以外の何物でもありません

ゼロサムゲームに勝ち残るエッジを持ってますか?

 Winner Takes All.
(勝者がすべてを手にする)

 昔からゼロサムゲームを表現した言葉です。競馬は参加者の賭け金から控除率である25%を引き、残りを勝者で分けあうゼロサムゲームです。全員が勝者の場合、戻ってくるのは元金の75%です(競馬法で最低払い戻し金額が決まっており、元本割れはしません)。
 しかし、現実的に考えて、全員が勝者ということはまずありえません。

 ゼロサムゲームに参加する以上、となりで新聞片手に赤鉛筆をなめているおじさんや、あなたの友人を出しぬかない限り、あなたのお金が誰かの払戻金になるだけです。この相手を出しぬくための手段、人とは違う武器のことを「エッジ」といいます。

 エッジはなんでも構いません。独自指数やオッズ分析、相馬眼や裏情報、資金投資法なんでもいいのです。それに「統計的優位性がある」なら!!

 本気で競馬に勝ちたいと考えているなら、自分自身のエッジを見つけてください。

確かなモノサシを持つ

確かな尺度を持つ

 競馬にはいろいろな予想法があります。最も普及しているのはタイム予想です。そのほかに、パドックや調教による評価、レース戦績、オッズ予想、サイン予想、本当になんでもありの世界です。

 どのやり方が優れていて、どれが劣っているということはありません。タイム予想がオッズ予想より優れているわけでも、その逆でもありません。

 手法はなんでもいいですが、まずは、「確かなモノサシ」を持つということです。競馬は18頭の馬に優劣をつけ、馬券を組み立てる必要があります。A馬とB馬を比較した時、どちらを上にみるかを正確に判断しなければなりません。判断材料に「タイムを使う」のか、「オッズを使う」のか、「サインを使う」のかだけの差にすぎません。

 馬同士を比較するためのモノサシが、毎回コロコロ変わるのでは正しい評価はできません。思いつきやカンで尺度が変わるようでは、サイコロをふっているのと同じです。

 思い込みを捨て、確かなモノサシをもつことがなによりも肝心です。

 ひとに説明できるぐらい明確なモノサシがないと、そのときの思い込みで競馬をしていることになります。この思い込みというのが厄介で、無意識のうちにバイアスをかけて、最初に気になった馬を勝たせる材料ばかりを探してきます。

 ちなみにシンドロームでは、「過剰ポイントCT」、「Gap」といったモノサシを統計検証データとともに提供しています。

戦略と検証

 確かなモノサシは、馬の優劣を比較する競馬にとってたいへん重要です。しかし、そのモノサシをどう使うかによって、結果は大きく変わります。

 モノサシで優劣の決まった馬を、どのように組み合わせるか? どこまでを買うのか? どのレースを買うのか? ここまでつきつめて考えなければ、勝ちきれません。

 競馬を予想するための第一歩として確かなモノサシが必要になります。これがないとまずどの馬を買うべきかがわかりません。

 第2に、選んだ馬をどう馬券にからめていくか。競馬は着順通りに決まらなければ当たらない単勝、馬単、三連単と、指定した馬が馬券の定める着順に入れば当たる複勝、馬連、ワイド、三連複、枠連があります。選択した馬券によって、必要となる資金も違えば、狙うべき馬も変わってきます。

 券種による必要な資金量と配当差を意識しない限り、あたってもマイナス収支になります。「三連単の損失は馬連では埋められない」のです。

 もうひとつ大事なことは、あなたの戦略が統計的な優位性をもっているかをきちんと検証することです。カンに頼った競馬では、そもそも検証をしてませんので、その都度大きなブレを生じます。たまに大きな馬券が当たってなんとか息を吹き返す。これでは博打です。

 あなたは、勝つか負けるかわからない「ギャンブル」をいつまで続けるつもりですか?

競馬予想に必要な3つの技術

 競馬予想には3つの技術があることは、意外に知られていません。シンドロームでは、「競馬術」、「馬券術」、「投資術」と呼んでいますが、どれも性質が異なるものです。

No 分 類 説 明
(1) 競馬術 軸となる馬とヒモになる馬を見つける。一般的な競馬予想がこれに当たる。
(2) 馬券術 チェックした馬で、どのように馬券を組み立てるか
(3) 投資術 資金管理とリスク管理

 ほとんどの場合、(1)の競馬術の領域にとどまっています。競馬術の領域にとどまる理由は、それだけ競馬で勝ち馬を見つけるのが難しく、その先の段階にいけないということです。

 馬券術も投資術も非常に奥が深い世界です。特に馬券術は競馬術とおなじぐらいの難しさがあります。たとえば、選んだ馬を1着付で買うのか、ヒモとして3着付けにするのかでも、天と地ほど意味が異なります。馬単や三連単などの順位がモノをいう馬券を買う以上、決して無視できる問題ではありません。

あなたのモノサシの精度は満足の行くものですか?

 運良くエッジとなりうる「確かなモノサシ」を見つけられた場合、回収率を求めてパフォーマンスをチェックする必要があります。見るべきは複回収率で、単回収率ではありません。単回収率は爆発力があるため、100%を超える指数を見るとそれだけで勝てるようになりますが、単回収は常に1着にならなければならず、的中率はそのぶん下がります。

 複回収率は3着以内にはいった時の回収率をさし、すべての馬券に応用できます。多様な券種がある現代では、複勝を買うことよりもそれを別の馬券に応用することを念頭に置く必要があります。
  勝てる指数の目安とされているのは、複回収率 90%です

的中率と回収率と回収スパン

 エッジとなりうる「指数」や「モノサシ」を評価する場合、的中率と回収率の2つのファクターで評価します。「的中率」は当たる確率であり、「回収率」は実際に資金を投入してどの程度の払い戻しが期待できるかを示しています。競馬ファンなら常識ですね?

 しかし、あまり知られていない指標がもうひとつあります。それが「回収スパン」です。回収スパンとは文字通り、資金を投入してからその資金を回収できるまでの期間を指します。

回収スパン

  どんなに回収率が高くても、回収スパンが長い場合は、的中するまでひたすら耐えなければなりません。たいていの場合、資金かメンタル(心が折れる)のどちらかがショートします。

 新聞やメディアは、超高配当馬券がでると盛大にアオリますが、三連単で500万や1000万といった高配当馬券は、出現率も低く、回収スパンがとても長い馬券です。一攫千金を夢見て、こういう馬券を追いかけるのはあなたの自由ですが、こういう馬券を的中させるまでにあなたはそれ以上のお金を損している可能性もあります。

自己責任の原則

 勝負事の世界を見てきて気づいたことですが、負けている人と勝っている人には大きな差があります。

負けている人

負けている人

  • ・的中したときは、自分の手柄だと信じる
  • ・負けたときは、なにかのせいにする
  • ・1レースの勝敗に一喜一憂する
  • ・負けがこむと、別のロジック、別のソフトに乗り換える

 

勝っている人

勝っている人

  • ・的中しても謙虚
  • ・勝っても負けても、統計値を意識する
  • ・そのつど戦略を変えない
  • ・新しい戦略を実行する場合は、必ず事前に検証する
  • ・負けても責任転嫁せず、自分自身のなかに問題を見つける

 ひとことで言うと「自己責任が徹底できている」ということになります。あなたが選んだロジックの統計的有意性が確認できているのなら、あとは実践するだけです。
 世の中に100%勝てるロジックなんて存在しません。あるのは、期待値が高く、統計的に他よりも優位性のあるロジックだけです。

 1レースの結果に一喜一憂せず、自分自身の選択に最後まで責任を持てるかどうかが鍵です。自分自身で責任をとるためには、自分自身の目で検証し、納得した上で利用することが必要です。

まとめ

 競馬に勝てない理由がわかりましたか? 下記に競馬に勝つために必要な5つの項目を上げます。すべて実践できている人はほとんどいません。
 多くのひとは統計的な優位性をもったエッジを見つけられず、つまづきます。また、統計検証は、TARGETなどの道具があっても大変手間も時間もかかるものなので、ロジックのうたい文句を信じてしまいます。

  1. 人に説明できる明確なモノサシを持つ(エッジ)
  2. 戦略を持つ
  3. 統計的に優位性があることを検証する
  4. 3つの技術を意識する
  5. 自己責任の原則を守る

 なにより「自己責任の原則」が守れないため、なにかに責任転嫁して終わるのです。責任転嫁をしている限り、あなたの「聖杯探しの旅」は終わりません。どこかにあると言われる必勝法を永遠に探し続けることになります。

 あなた自身の馬券に責任をとれるのは、あなただけです。なにを使うか、なにを信じるかもあなた自身が決めることです。

 自己責任の原則を守れるようになると、自己の責任を果たすために、自然と研究や検証に目が向きます。自分ひとりでそれをやるのもいいでしょう。あるいは、シンドロームに入ってよき仲間、チームとしてこの問題に取り組むのもあなた次第です。シンドロームには勝ち組と呼ばれる人がいます。彼らと交流するのもいいでしょう。

 しかし、あなたが勝ち組に入るためには、あなた自身が率先して学び、研究していく必要があるのです。勝つも負けるもあなたの選択ひとつです。

自分の選択に責任が持てるようになることが、勝つための第一歩です。

トップページに戻る