菊花賞<G1の裏表>

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菊花賞は、イギリスのセントレジャーに範をとり創設されたクラシックレースのひとつで、最もスタミナのある優秀な繁殖馬を選定するためのチャンピオンレースです。

また、本競走は牡馬三冠クラシック競走の最終関門であり、菊花賞は「最も強い馬が勝つ」といわれてます。

その他の牡馬クラシック三冠競走は、

  • 皐月賞は「最も速い馬が勝つ
  • 日本ダービーは「最も幸運に恵まれた馬が勝つ

といわれています。

1938年に「京都農林省賞典四歳呼馬」として創設され、1948年に現在の「菊花賞」に改称されました。
創設以来、京都競馬場の芝3000メートルという条件は、幾度かの例外を除いて変わることなく受け継がれています。
この過酷なコースを克服し、スピードとスタミナを兼ね備えた馬だけが、菊花賞馬の栄誉を手にすることができます。

一般競馬情報

注目馬性齢特徴
エネルジコ牡3戦績:3-1-0 / 4
連対率100.0%(芝1,800~2,400)
主な勝ち鞍
・2025年 テレビ東京青葉賞(G2)
エリキング牡3戦績:4-0-0 / 6
勝率66.7%(芝1,800~2,400)
主な勝ち鞍
・2025年 神戸新聞杯(G2)
ジョスラン牡3戦績:2-2-1 / 6
連対率83.3%(芝1,800~2,000))
主な勝ち鞍
・2025年 京都新聞杯(G2)



2025年10月26日 京都11R 菊花賞

発走:15時40分 芝3000m <超波乱>
更新日時:2025年10月26日 15:37

馬名単勝Zone得票率勝率複勝率性齢騎手
9エネルジコ3.6A19.2%20.3%53.9%牡3ルメール(57.0)
15エリキング4.2B14.2%21.3%50.9%牡3川田将雅(57.0)
7ショウヘイ7.8B11.3%10.4%34.3%牡3岩田望来(57.0)
12ゲルチュタール9.1B10.2%9.1%31.5%牡3坂井瑠星(57.0)
11マイユニバース8.7C9.2%8.1%29.5%牡3武豊(57.0)
5ジョバンニ11.8C7.8%6.9%25.3%牡3松山弘平(57.0)
4ヤマニンブークリエ13.8C7.4%9.6%31.7%牡3横山典弘(57.0)
6ミラージュナイト19.4E4.6%5.8%21.6%牡3藤岡佑介(57.0)
18レッドバンデ20.0E4.6%3.8%15.3%牡3佐々木大(57.0)
8レクスノヴァス22.7E4.4%3.6%14.9%牡3横山和生(57.0)
2アマキヒ42.4F2.0%1.4%7.6%牡3戸崎圭太(57.0)
3ライトトラック44.9F2.0%2.2%11.2%牡3和田竜二(57.0)
14エキサイトバイオ76.3F1.0%0.4%4.5%牡3荻野極(57.0)
10ジーティーアダマン96.8G0.7%0.2%3.6%牡3北村友一(57.0)
1コーチェラバレー160.5G0.4%0.0%2.8%牡3西村淳也(57.0)
13アロンディ191.7G0.3%0.0%2.6%牡3団野大成(57.0)
16ラーシャローム161.8G0.3%0.0%2.6%牡3岩田康誠(57.0)
17レイヤードレッド239.2G0.2%0.0%2.4%牡3嶋田純次(57.0)

直前3分前異常馬

04番 ヤマニンブークリエ (7人)
06番 ミラージュナイト (8人)

菊花賞のオッズ分析表は、配信スケジュールを調整中です

開催日当日の注目馬の更新タイミング
  • 開催日当日の朝(9時)
  • 開催日当日のお昼(12時)
  • 投票締切60分前
  • 投票締切30分前
  • 投票締切10分前

ウマいかも!?気になる動向

寸評
  • 人気上位馬の中で「エネルジコ」「エリキング」「ゲルチュタール」に大口の投票を確認
  • 中穴クラスの馬で「マイユニバース」に大口の投票を確認
  • 大穴クラスの馬で「ミラージュナイト」「ライトトラック」に大口の投票を確認

用語解説(異常オッズ注目馬)

用語  説明
得票率買い目フォーカスごとのオッズを、全体の売り上げに対する割合に置き換えた数字(「得票率」についての詳細は「得票率の求め方」の記事をご覧ください)
ゾーン特定範囲の馬連得票率ごとにブロックにして、人気をグループ化したもの(「ゾーン」についての詳細は「シンドロームの異常オッズ理論」の記事をご覧ください」)
勝率1着に入った割合
複勝率3着以内に入った割合

過去のレースデータを詳細に分析すると、菊花賞の配当傾向には特徴的な点が見られます。

G1レース平均と比較すると、馬連の万馬券率や三連単の10万馬券率はG1平均を下回っています。
しかしその一方で、三連複の万馬券率は54.5%に達し、G1平均(41.0%)を上回っています。

これは、レース統括情報をご覧いただけると分かりますが、堅実な1番人気に対して、2着や3着に人気薄の馬が入選し、中程度の波乱が起きやすいことを示しています。
1番人気の複勝率はG1平均を上回り堅実と考えることができますが、2番人気と3番人気の複勝率はともに、G1平均を大きく下回っています。

つまり「1番人気は信頼できるが、他の上位人気馬は崩れやすい」という構図が、三連複での高配当を生み出す主な要因となっているのです。

こちらに書かれている内容で被ったいかなる損害につきましては、株式会社ナクティブは保証いたしません。馬券は自己責任でお願いします

レース分析

用語説明
ゾーン着順    1~3着までの着順をゾーン別に表示(「ゾーン」についての詳細は「シンドロームの異常オッズ理論」の記事参照)
配当指数レースの配当金傾向を指数化。数字が高いほど高配当
異常馬動向値3着圏内に入った異常馬を評価する指標。人気薄の異常馬が馬券に絡むほど、数値が高くなる
波乱指数超堅いから、超波乱の6段階で、事前にレース配当が本命サイドなのか、波乱サイドなのかを判断する指標

レース傾向

年度優勝馬名ゾーン着順配当指数異常馬動向値波乱指数1着馬得票率2着馬得票率3着馬得票率1番人気得票率三連単配当決着馬人気
2014トーホウジャッカルB-B-E00超波乱11.511.54.627.45.9万4人-3人-7人
2015キタサンブラックE-B-A520超波乱4.916.918.622.53.9万7人-2人-1人
2016サトノダイヤモンドA-E-E280超波乱27.33.93.927.36.9万1人-7人-8人
2017キセキB-F-F268123.81超波乱15.42.81.815.456.0万1人-11人-13人
2018フィエールマンD-A-E840超波乱6.220.93.120.910.1万7人-1人-10人
2019ワールドプレミアB-D-A200超波乱13.55.426.526.52.4万2人-8人-1人
2020コントレイルA-D-D00超波乱41.76.35.041.70.9万1人-4人-5人
2021タイトルホルダーB-B-D320超波乱10.114.65.119.08.0万4人-3人-6人
2022アスクビクターモアA-C-C00超波乱19.88.88.419.83.0万1人-5人-6人
2023ドレッツァB-B-A00大波乱10.816.025.0251.2万4人-3人-1人
2024アーバンシックA-B-E020.48大波乱20.711.54.221.11.9万2人-4人-8人
平均44.013.116.510.89.724.29.4万

配当分析

年度波乱指数配当指数単勝馬連馬単三連複三連単
2014超波乱0690円2,640円4,470円13,340円59,220円
2015超波乱521,340円3,870円9,960円4,640円38,880円
2016超波乱28230円3,510円4,720円17,550円69,380円
2017超波乱268450円10,660円15,890円136,350円559,700円
2018超波乱841,450円2,380円6,010円16,710円100,590円
2019超波乱20650円4,680円7,640円3,070円23,510円
2020超波乱0140円2,670円3,140円17,920円44,110円
2021超波乱32800円2,420円5,220円14,610円79,560円
2022超波乱0410円2,030円3,370円6,440円30,010円
2023大波乱0730円1,980円4,210円1,570円12,380円
2024大波乱0370円1,180円2,000円5,200円19,390円
平均44.0660円3,456円6,057円21,582円94,248円

レースの総括情報(約10年の傾向)

項目G1レース平均菊花賞変動率
1番人気複勝率62.9%72.7%15.6%
2番人気複勝率47.7%27.3%-42.8%
3番人気複勝率42.4%27.3%-35.7%
配当指数平均109.644.00-59.9%
1着馬得票率平均17.116.5-3.3%
2着馬得票率平均12.710.8-15.1%
3着馬得票率平均10.29.7-5.3%
1番人気平均得票率25.224.2-3.8%
馬連万馬券率14.8%9.1%-38.6%
三連複万馬券率41.0%54.5%33.0%
三連単10万馬券率29.0%18.2%-37.3%
約10年のデータからわかること
  • 菊花賞は、G1レースの平均と比較して1番人気の信頼度が非常に高い(複勝率72.7%
  • 2番人気と3番人気の複勝率はG1平均を大幅に下回っており、2着、3着に人気薄の馬が入りやすい傾向あり
  • 三連複の万馬券率が54.5%と非常に高く、1番人気を軸としながらも、人気薄の馬を組み合わせる馬券戦略が有効である可能性が高い

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