2014年8月15日

単勝オッズごとの入着率は、ほぼ不変

前回の記事では「異常票」として検知した馬には

必ず買われた理由があるということ、

その理由を限定するのはとても困難である中、

はっきりとした理由がわかった珍しいケースのレースを、紹介しました。

 

今回は、人気(単勝オッズ)ごとの各入着率は毎年、

ほぼ一定であるということを解説してみようと思います。

 

下の表は2004年~2013年の10年間の単勝オッズ範囲別の

勝率、2着率、3着率、連対率、複勝率、回収率をまとめたものです。

 

1日単位でみるとその通りにならない日ももちろんありますが、

年単位で見てもほぼ表通りの数値に収束します。

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(クリックで拡大)

データ競馬には欠かせないターゲットフロンティアJVを利用して集計。

 

オッズが低いほど「馬券になる」確率が高くなるのは言うまでも

ありませんね。

 

注目点はオッズが低くなればなるほど3着率より、2着率

さらに勝率が高くなっていっています。

逆に高いオッズの馬は勝率より、2着率、3着率が高いのです。

 

勝率、2着率、3着率がほぼ同じ数値なのは、

単勝オッズ6.3倍~6.5倍でそこを境に、

各着率の比率は逆転するのです。

 

6.5倍が境ですから、人気薄(単10倍以上)の馬の三連系の馬券を買っても

1着より、2着、3着になる確率の方が断然と高くなります。

 

それなら人気馬を1着にして狙いの人気薄馬を2.3着にした

3連単・・・と思われるかもしれませんが、

そうではないんです。

 

シンドローム2の異常度の目安であるGAPで

Dゾーン(単勝で10倍~20倍程度)(馬連得票率5~7%)

GAP3以上の馬の単回収率は110%以上あります。

 

しかし、人気3頭を相手にDゾーンGAP3以上の馬の、

2.3着馬券を買い続けても的中はしても、

トータルでは絶対に勝てない組み合わせなのです。

 

シンドローム2で異常を検知しても、

その勝率、複勝率が2倍、3倍と爆発的に上がるわけではありません。

 

せいぜい20%くらい確率が上がり、

80%の単回収率が115%になる程度なのです。

 

さて

 

人気薄になるほど1着より2.3着になる確率は高いですが、

シンドローム2で異常を検知した「異常馬」も、

各着率はもちろん高くなりますが、その比率は、

「異常なしの馬」を含めてみた数値とさして変わりがありません。

 

異常があっても2.3着の可能性のほうが高いのです。

 

しかし、異常があったときの各着率の上昇度を比較すると

断然、勝率が一番上がっているのが検証により立証されています。

 

つまり

 

異常が入った馬は「勝ちに来ている」!

間違いなくそう考えるべきです。

 

それでも、やはり競馬、勝ちきれず、2.3着どころか

着外になることも多々あるわけです。

「こんなはずじゃない・・」と考える陣営も多いハズ。

 

さきほどの人気3頭からDゾーン異常馬の2.3着馬券ではなく

Dゾーン異常馬の1着固定2.3着に人気3頭という組み合わせなら

回収率は100%を遙かに超えてきます。

 

もともと競馬は1頭の勝者と多数の敗者となるゲームです。

馬券の基本は1着を当てることといえます。

 

シンドロームが実践している「ライブ口座」でも、

一番好成績な券種は「単勝」です。

 

オッズ競馬に限らず、穴馬券を狙うなら、

人気薄の1着馬券

 

単勝

馬単

3連単1着固定

 

この3券種を予算に応じて買うのが正解と考えています。

 

みなさんのご意見も是非聞かせてくださいね!

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