チャンピオンズカップ<G1の裏表>

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本競走は、JRAにおける師走恒例のダート王決定戦に位置づけられるレースです。

創設から2013年までは「ジャパンカップダート」の名称で施行されていましたが、2014年よりダート最高峰の競走としての位置付けを明確にするため、中京競馬場ダート1800メートルを舞台に行われる「チャンピオンズカップ」へとリニューアルされました。

かつて「世界に通用する強い馬作り」を目指して創設されたジャパンカップと同様の機運から、2000年にわが国初のダート国際招待競走「ジャパンカップダート」として創設されました。

その後、地方交流の拡大や日本馬のレベルアップを経て、2014年に現在の「チャンピオンズカップ」へと名称と条件が一新されました。現在は秋季国際GⅠ競走シリーズ「ジャパン・オータムインターナショナル」の最終週を飾る重要な一戦となっています。

一般競馬情報

注目馬性齢特徴
ナルカミ牡3戦績:5-0-0 / 6
複勝率83.3%(ダ1,800~2,000)
主な勝ち鞍
・2025年 ジャパンダートクラシック(Jpn1)
ダブルハートボンド牝4戦績:6-1-0 / 7
複勝率100.0%(ダ1,800~2,000)
主な勝ち鞍
・2025年 みやこステークス(G3)
ルクソールカフェ牡3戦績:5-1-1 / 9
複勝率77.8%(ダ1,600~2,000)
主な勝ち鞍
・2025年 武蔵野ステークス(G3)



2025年12月07日 中京11R チャンピオンズカップ

発走:15時40分 ダ1800m <大波乱>
更新日時:2025年12月07日 15:37

馬名単勝Zone得票率勝率複勝率性齢騎手
12ナルカミ2.3A25.0%27.7%61.4%牡3戸崎圭太(57.0)
8ウィルソンテソーロ7.0B13.6%13.3%40.1%牡6川田将雅(58.0)
2ダブルハートボンド6.9B12.1%11.5%36.4%牝4坂井瑠星(56.0)
9アウトレンジ8.4C9.9%8.8%31.7%牡5松山弘平(58.0)
11シックスペンス9.7C9.5%8.4%30.4%牡4ルメール(58.0)
16ルクソールカフェ12.7C7.8%10.2%33.2%牡3ジェルー(57.0)
7ラムジェット13.3D6.9%6.0%22.5%牡4三浦皇成(58.0)
3メイショウハリオ15.9D6.1%5.3%20.1%牡8武豊(58.0)
13サンライズジパング28.7E3.2%2.4%11.0%牡4池添謙一(58.0)
10テンカジョウ51.8F2.2%1.6%8.2%牝4国分優作(56.0)
6ハギノアレグリアス106.7F1.0%0.4%4.5%牡8岩田康誠(58.0)
1ウィリアムバローズ133.1G0.7%0.2%3.6%牡7岩田望来(58.0)
14ペプチドナイル113.0G0.6%0.1%3.3%牡7藤岡佑介(58.0)
4セラフィックコール142.7G0.6%0.0%3.3%牡5西村淳也(58.0)
15ペリエール224.0G0.3%0.0%2.6%牡5佐々木大(58.0)
5ヘリオス297.3G0.2%0.0%2.4%騙9原優介(58.0)

直前3分前異常馬

16番 ルクソールカフェ (6人)

チャンピオンズカップのオッズ分析表は、配信スケジュールを調整中です

開催日当日の注目馬の更新タイミング
  • 開催日当日の朝(9時)
  • 開催日当日のお昼(12時)
  • 投票締切60分前
  • 投票締切30分前
  • 投票締切10分前

ウマいかも!?気になる動向

寸評
  • 人気上位馬の中で「ナルカミ」に大口の投票を確認
  • 中穴クラスの馬で「メイショウハリオ」に大口の投票を確認
  • 大穴クラスの馬で「サンライズジパング」に大口の投票を確認

用語解説(異常オッズ注目馬)

用語  説明
得票率買い目フォーカスごとのオッズを、全体の売り上げに対する割合に置き換えた数字(「得票率」についての詳細は「得票率の求め方」の記事をご覧ください)
ゾーン特定範囲の馬連得票率ごとにブロックにして、人気をグループ化したもの(「ゾーン」についての詳細は「シンドロームの異常オッズ理論」の記事をご覧ください」)
勝率1着に入った割合
複勝率3着以内に入った割合

2014年~2024年のデータを見ると、本競走は「1番人気の信頼度が低い」一方で「3番人気が驚異的な安定感を誇る」という特異な傾向が見えてきます。

具体的には、1番人気の複勝率が45.5%とG1平均(62.9%)を大きく下回る反面、3番人気の複勝率は72.7%という高い数値を記録しており、軸馬選定において非常に重要なポジションを占めています。

また、優勝馬が上位人気で決着したとしても、2着や3着に人気のない馬が激走して割り込んでくる傾向が強く見られます。過去の事例を見ても、2021年の3着(14番人気)や2023年の2着(13番人気)のように、二桁人気の伏兵が馬券圏内に食い込むケースが散見されます。

このため、本競争の三連単の平均配当は26万円を超えており、上位人気と人気薄の組み合わせによる高配当決着が期待できるレースと言えます。

こちらに書かれている内容で被ったいかなる損害につきましては、株式会社ナクティブは保証いたしません。馬券は自己責任でお願いします

レース分析

用語説明
ゾーン着順    1~3着までの着順をゾーン別に表示(「ゾーン」についての詳細は「シンドロームの異常オッズ理論」の記事参照)
配当指数レースの配当金傾向を指数化。数字が高いほど高配当
異常馬動向値3着圏内に入った異常馬を評価する指標。人気薄の異常馬が馬券に絡むほど、数値が高くなる
波乱指数超堅いから、超波乱の6段階で、事前にレース配当が本命サイドなのか、波乱サイドなのかを判断する指標

レース傾向

年度優勝馬名ゾーン着順配当指数異常馬動向値波乱指数1着馬得票率2着馬得票率3着馬得票率1番人気得票率三連単配当決着馬人気
2014ホッコータルマエB-E-B250大波乱15.44.610.321.47.1万2人-7人-3人
2015サンビスタF-B-C3600波乱1.716.98.820.631.8万12人-3人-4人
2016ミッキーアイルC-A-F640波乱7.526.62.526.68.6万6人-1人-10人
2017ゴールドドリームD-B-D980大波乱6.312.95.414.615.8万8人-3人-9人
2018ルヴァンスレーヴA-E-B00平穏28.33.312.228.32.7万1人-8人-3人
2019インディチャンプB-A-B00.00平穏15.320.413.120.40.9万3人-1人-5人
2020チュウワウィザードB-C-F1080波乱11.49.82.035.020.7万3人-4人-10人
2021テーオーケインズA-A-G280大波乱22.022.018.80.85.3万1人-2人-14人
2022セリフォスB-C-D550大波乱11.58.96.933.58.1万3人-4人-6人
2023レモンポップB-G-F8930平穏14.60.92.120.4190.3万3人-13人-9人
2024ソウルラッシュA-B-F00大波乱21.615.32.721.61.8万1人-2人-9人
平均148.30.014.112.97.722.126.7万

配当分析

年度波乱指数配当指数単勝馬連馬単三連複三連単
2014大波乱25590円5,470円9,020円11,730円70,890円
2015波乱3606,640円11,040円36,260円27,320円318,430円
2016波乱641,590円1,390円4,800円11,180円85,980円
2017大波乱981,300円4,140円9,400円27,350円158,490円
2018平穏0190円3,000円3,890円6,090円27,310円
2019平穏0440円960円1,820円1,900円8,980円
2020波乱1081,330円4,010円11,170円35,310円206,940円
2021大波乱28330円610円1,100円17,650円52,660円
2022大波乱55790円4,850円10,130円14,020円81,360円
2023平穏893380円29,040円32,020円469,320円1,902,720円
2024大波乱0220円840円1,190円7,410円18,050円
平均148.31,255円5,941円10,982円57,207円266,528円

レースの総括情報(約10年の傾向)

項目G1レース平均チャンピオンズカップ変動率
1番人気複勝率62.9%45.5%-27.7%
2番人気複勝率47.7%27.3%-42.8%
3番人気複勝率42.4%72.7%71.5%
配当指数平均109.6148.335.3%
1着馬得票率平均17.1%14.1%-17.3%
2着馬得票率平均12.7%12.9%1.4%
3着馬得票率平均10.2%7.7%-24.4%
1番人気平均得票率25.2%22.1%-12.3%
馬連万馬券率14.8%18.2%22.9%
三連複万馬券率41.0%72.7%77.4%
三連単10万馬券率29.0%36.4%25.4%
約10年のデータからわかること
  • 1番人気の複勝率(45.5%)がG1平均より大幅に低い一方、3番人気の複勝率は72.7%と極めて高く、軸馬として信頼できる傾向あり
  • 三連複の万馬券率が72.7%と非常に高く、優勝馬が堅くとも2・3着に人気薄が絡む波乱(ヒモ荒れ)が頻発するレース
  • 三連単の平均配当は26万円を超えており高配当が狙えるが、2024年のように比較的堅い決着となる年もあり、見極めが必要