天皇賞(秋)<G1の裏表>

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天皇賞(秋)は、東京競馬場・芝2000メートルを舞台に古馬最高の栄誉をかけて争われる、長い歴史と伝統を誇る競走です。

天皇賞の前身は1905年の「エンペラーズカップ」です。1937年に東西で年2回開催されることとなり、同年秋の東京・芝2600メートルが第1回とみなされています。
戦後1947年秋から現在の「天皇賞」に改称され、春は京都、秋は東京での開催となりました。
1984年の番組変革により、秋は距離を芝2000メートルに短縮し、1987年からは3歳馬も出走可能となりました。
これにより、秋は3歳以上の中距離ナンバー1決定戦と明確に分けられました。

一般競馬情報

注目馬性齢特徴
マスカレードポール牡3戦績:3-1-1 / 6
複勝率83.3%(芝1,600~2,400)
主な勝ち鞍
・2025年 テレビ東京青葉賞(G2)
ミュージアムマイル牝3戦績:4-1-1 / 8
複勝率75.0%(芝1,600~2,400)
主な勝ち鞍
・2025年 皐月賞(G1)
タスティエーラ牡5戦績:4-3-1 / 12
複勝率66.7%(芝1,800~3,200)
主な勝ち鞍
・2023年 東京優駿(G1)
メイショウタバル牡4戦績:5-0-0 / 11
複勝率45.5%(芝1,600~2,000)
主な勝ち鞍
・2025年 宝塚記念(G1)



2025年11月02日 東京11R 天皇賞(秋)

発走:15時40分 芝2000m <波乱>
更新日時:2025年11月02日 15:37

馬名単勝Zone得票率勝率複勝率性齢騎手
7マスカレードボール2.6A25.2%27.9%61.6%牡3ルメール(56.0)
5タスティエーラ6.4B13.6%13.3%40.1%牡5レーン(58.0)
9ミュージアムマイル7.7B12.0%18.2%46.7%牡3C.デム(56.0)
6ブレイディヴェーグ8.0B10.2%9.0%31.5%牝5戸崎圭太(56.0)
11シランケド10.4C7.6%6.6%24.5%牝5横山武史(56.0)
13メイショウタバル8.3C7.4%6.4%23.9%牡4武豊(58.0)
8ホウオウビスケッツ17.8D6.1%7.9%27.3%牡5岩田康誠(58.0)
3ジャスティンパレス20.9E4.6%5.8%21.6%牡6団野大成(58.0)
14クイーンズウォーク24.2E4.1%3.3%13.7%牝4川田将雅(56.0)
2アーバンシック26.6E3.8%3.1%13.0%牡4プーシャ(58.0)
12セイウンハーデス27.4F2.5%1.8%8.9%牡6菅原明良(58.0)
4ソールオリエンス54.1F1.4%0.8%5.6%牡5丹内祐次(58.0)
10エコロヴァルツ99.8G0.9%0.3%4.2%牡4三浦皇成(58.0)
1コスモキュランダ122.1G0.6%0.0%3.2%牡4津村明秀(58.0)

直前3分前異常馬

03番 ジャスティンパレス (8人)
08番 ホウオウビスケッツ (7人)

天皇賞(秋)のオッズ分析表は、配信スケジュールを調整中です

開催日当日の注目馬の更新タイミング
  • 開催日当日の朝(9時)
  • 開催日当日のお昼(12時)
  • 投票締切60分前
  • 投票締切30分前
  • 投票締切10分前

ウマいかも!?気になる動向

寸評(15時10分)
  • 人気上位馬の中で「マスカレードポール」に大口の投票を確認
  • 中穴クラスの馬で「ブレイディヴェーグ」「ホウオウビスケッツ」に大口の投票を確認
  • 大穴クラスの馬で「ジャスティンパレス」に大口の投票を確認

用語解説(異常オッズ注目馬)

用語  説明
得票率買い目フォーカスごとのオッズを、全体の売り上げに対する割合に置き換えた数字(「得票率」についての詳細は「得票率の求め方」の記事をご覧ください)
ゾーン特定範囲の馬連得票率ごとにブロックにして、人気をグループ化したもの(「ゾーン」についての詳細は「シンドロームの異常オッズ理論」の記事をご覧ください」)
勝率1着に入った割合
複勝率3着以内に入った割合

レース傾向データ(2014年~2024年)を分析すると、本レースの顕著な特徴が浮かび上がります。
まず、1番人気馬の信頼性が非常に高く、複勝率81.8%と抜群の安定感を誇ります。

1着馬の平均得票率は24.5%と高く、人気サイドの馬が勝利する傾向が強いことを示しています。
また、三連単の平均配当は約6.2万円あるものの、これは2015年と2024年のように極端な高配当によって平均値が引き上げられており、これら2年を除く9年間の平均配当は約2.7万円であることから、基本的には堅実な決着が多いことがわかります。 

ただし、2着馬や3着馬の得票率は1着馬に比べて低く、2015年・2017年・2024年のように、人気薄の馬が2~3着に食い込むことで配当が跳ね上がるケースも見られる点には注意が必要です。

そのため、「1番人気は堅実だが、相手選びには中穴~人気薄の馬も考慮する必要がある」レースと言えます。

こちらに書かれている内容で被ったいかなる損害につきましては、株式会社ナクティブは保証いたしません。馬券は自己責任でお願いします

レース分析

用語説明
ゾーン着順    1~3着までの着順をゾーン別に表示(「ゾーン」についての詳細は「シンドロームの異常オッズ理論」の記事参照)
配当指数レースの配当金傾向を指数化。数字が高いほど高配当
異常馬動向値3着圏内に入った異常馬を評価する指標。人気薄の異常馬が馬券に絡むほど、数値が高くなる
波乱指数超堅いから、超波乱の6段階で、事前にレース配当が本命サイドなのか、波乱サイドなのかを判断する指標

レース傾向

年度優勝馬名ゾーン着順配当指数異常馬動向値波乱指数1着馬得票率2着馬得票率3着馬得票率1番人気得票率三連単配当決着馬人気
2014スピルバーグC-B-A440大波乱8.215.923.723.72.3万5人-3人-1人
2015ラブリーデイA-F-C7579.54超波乱20.42.47.820.410.9万1人-10人-6人
2016モーリスA-C-C09.74波乱18.57.28.818.53.2万1人-7人-5人
2017キタサンブラックB-A-F066.12超波乱17.418.51.718.55.5万2人-1人-13人
2018レイデオロA-C-C00平穏24.09.48.0242.4万2人-4人-5人
2019アーモンドアイA-C-C018.36波乱34.68.67.034.60.9万1人-3人-6人
2020アーモンドアイA-C-A027.98平穏36.37.618.236.30.4万1人-6人-2人
2021エフフォーリアA-A-A00平穏23.427.823.927.80.2万3人-1人-2人
2022イクイノックスA-E-B00平穏27.34.212.427.32.3万1人-7人-4人
2023イクイノックスA-E-B00堅い40.04.810.1407.0万1人-6人-3人
2024ドウデュースA-F-F2110波乱18.92.22.125.439.7万2人-8人-9人
平均30.018.324.59.911.227.06.2万

配当分析

年度波乱指数配当指数単勝馬連馬単三連複三連単
2014大波乱441,100円3,140円6,780円2,850円23,290円
2015超波乱75340円7,340円10,390円24,850円109,310円
2016波乱0360円2,420円3,700円7,430円32,400円
2017超波乱0310円900円1,660円15,290円55,320円
2018平穏0310円1,520円2,370円6,420円24,230円
2019波乱0160円920円1,170円3,210円8,860円
2020平穏0140円970円1,180円960円4,130円
2021平穏0340円390円850円350円2,040円
2022平穏0260円3,330円4,930円4,400円23,370円
2023堅い0130円1,330円1,500円2,180円6,960円
2024波乱211380円9,660円13,560円102,180円397,100円
平均30.0348円2,902円4,372円15,465円62,455円

レースの総括情報(約10年の傾向)

項目G1レース平均天皇賞(秋)変動率
1番人気複勝率62.9%81.8%30.1%
2番人気複勝率47.7%45.5%-4.7%
3番人気複勝率42.4%36.4%-14.2%
配当指数平均109.630.00-72.6%
1着馬得票率平均17.124.543.0%
2着馬得票率平均12.79.9-22.3%
3着馬得票率平均10.211.210.2%
1番人気平均得票率25.227.07.0%
馬連万馬券率14.8%0.0%-100.0%
三連複万馬券率41.0%27.3%-33.5%
三連単10万馬券率29.0%18.2%-37.3%
約10年のデータからわかること
  • 1番人気複勝率が81.8%と極めて高く、信頼できる
  • 馬連万馬券率と三連単10万馬券率が他のG1レースに比べて低く、堅実な決着が多い
  • 2015年と2024年には三連単で高配当が出ており、人気薄の激走による波乱には一定の注意が必要

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