【なぜあなたの競馬予想は当たらない?】
9割のファンが勘違いしている「オッズ」の使い方

競馬との向き合い方は、人それぞれです。
- 馬柱だけでなく、レース映像、血統、調教などを徹底的に分析する「本格派」のあなた。
- PCを駆使し、各種指数を組み合わせる「データ派」のあなた。
- 新聞片手に、仲間と競馬予想を楽しむ「エンジョイ派」のあなた。
スタイルは違えど、競馬好きな人なら「勝ちたい」という思いは共通です。
しかし、なかなか勝ちきれない。
これはあなたが気づいてない「構造的な問題」が原因です。
この記事は、そんな「構造的な問題」を「9割のファンが勘違いしているオッズの使い方」を中心に、「オッズ競馬」というあたらしい世界にあなたをご案内します。
是非、最後までご一読いただき、あなたの競馬ライフの糧にしてください。
「優れた理論」ほど勝てなくなる競馬予想のジレンマ

- スピード指数
- コンピ指数
- データマイニング (JRAVAN)
世の中に「指数」と名の付くものは星の数ほどあります。そのひとつひとつは、どれも素晴らしい理論で、競馬予想の問題を解決してきました。
例えば、今では知らぬものはいないほど有名な「スピード指数」。
もともとA.ベイヤーが発明し、日本では「西田式スピード指数」と呼ばれ、競馬新聞にも掲載されている最も有名なタイム指数です。スピード指数は、競走馬の「持ち時計」を馬場や競馬場の違いを超えて、同じ数字で比較できるようにした画期的な指数です。
発表当初、回収率は600%を超えていたそうです。
当時は、あまり「持ち時計」を意識する人がおらず、時計に注目したスピード指数は一躍時代の寵児になりました。
しかし、現在は、誰もが当たり前のように持ち時計を確認するようになり、スピード指数の優位性は失われてしまいました。
JRAVANが提供している「データマイニング」も同様です。こちらも、「分速理論」という画期的なアイディアを元にした指数ですが、標準搭載された今、回収率は75%に収束しています。
では、最近話題の「AI競馬予想」はどうか?
こちらも、本質的に同じ欠陥を抱えています。
AI競馬の場合は、競馬予想のファクターを「特徴量」という形に置き換えて、機械学習で勝ち馬を見つけ出します。仕組みが単純でない分、なかなかまねできないので、優位性は長く続きますが、誰もがAI競馬予想を「当たり前とした瞬間」に、スピード指数と同じ道をたどることになります。
競馬は株式投資とは異なり、みんなが同じ意見(予想)になると、その分オッズが下がります。つまり、回収率が下がります。
そして、理論が優れているほど、多くの人が注目し、回収率はどんどん下がり続けます。
これが「優れた理論」ほど勝てなくなる「競馬予想のジレンマ」です。
では、この「構造的な問題」に我々はどう立ち向かえばよいのでしょう?
答えはオッズの使い方にあった

答えは、「あなたのオッズの見方・使い方」を改めることです。
多くの場合、人気(オッズ)を単なる馬券の妙味を図る道具にしか見ていません。
- 狙ってる馬はあまり人気がないから、来たら美味しい馬券だ
- この馬は人気サイドだから、馬券に絡めると低配当なので外そう
- 1番人気が圧倒的人気。高配当が期待できなそうなのでケンしよう
人気というのは、競馬において重要な指標にもかかわらず、明確な基準を持った方にはほとんどお目にかかれません。
オッズは、誰かが馬券を買うと下がります。JRAが馬券配当を決めるために用意している数値ですが、「みんながその馬を支持しているからオッズが下がる」という本質を理解しないと、競馬予想のジレンマから抜け出すことはできないでしょう。
競馬にはテラ銭(控除率)が決められています。主催者であるJRAは、あなたの馬券が当たろうが、外れようが関係ありません。彼らはすでに自分達の取り分をテラ銭で徴収済みだからです。
みんなが支持する馬を買えば、最終的に回収率は75%に収束します(控除率が25%のため)。
さて、競馬予想のジレンマから抜け出すためのオッズの使い方を覚えてください。
やり方は簡単。「馬の本当の実力と、オッズの間にある認識のズレ」を見抜くことです。
- 過大評価の場合: 実力以上に評価され、人気になっている状態。それが1番人気の場合は、「危険な人気馬」です
- 過小評価の場合: みんなが見落としているか、減点材料のせいで本来の実力よりも過小評価されている場合。「狙うべき穴馬」です
くり返しになりますが、オッズは単なる配当の予測に用いるべきではありません。
過大評価・過小評価という実力と認識のズレを見つけるツールです。
評価のズレを見分ける確かな目「異常オッズ」

評価のズレを見つけるために、どのように「オッズ」を使うべきでしょうか?
実はオッズには、2つの顔があります。
競馬予想をする場合には、さまざまなファクターを組み合わせ、その結果が人気(オッズ)として現れます。
持ち時計、実績、直近の戦績、血統、騎手、調教やこれらを数字化した各種指数など、実に多くの要素が考慮され、みんながその馬を支持すると人気になります(オッズが下がる)。
みんなが支持している人気とは外れた「異常な大口投票」を「異常オッズ」と呼びます。
一般競馬ファンとは明らかに異なる投票パターンを示し、一時的に人気をゆがめるほどの過剰な金額の投票により引き起こされます。
データで見る異常オッズ
競馬予想のジレンマから抜け出すためには、「みんなの評価と、本来の実力のズレ」を見抜かなければなりません。これは本来非常に高度な分析が必要ですが、「異常オッズ」を使えば、評価のズレを簡単に見つけられます。
百聞は一見に如かず。実際にデータで比較してみましょう。
一般的な競馬予想の指標として、誰もが知っている「スピード指数」と、我々が異常オッズの強弱を図るのに利用している「総合指数」を例に説明します。
| 指数名 | 件数 | 勝率 | 連帯率 | 複勝率 | 単回収率 | 複回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 総合指数1位 | 6334 | 26.2% | 42.9% | 55.9% | 101.0% | 96.1% |
| 総合指数2位 | 6334 | 17.9% | 33.9% | 47.6% | 96.0% | 95.8% |
| 総合指数3位 | 6331 | 13.6% | 27.7% | 40.6% | 87.6% | 90.1% |
| 総合指数4位 | 6326 | 10.0% | 20.8% | 32.2% | 86.7% | 87.3% |
| スピード指数1位 | 5963 | 20.2% | 35.0% | 47.0% | 82.1% | 82.6% |
| スピード指数2位 | 6082 | 17.9% | 33.9% | 47.6% | 97.0% | 96.1% |
| スピード指数3位 | 5575 | 11.0% | 22.8% | 34.0% | 72.4% | 82.4% |
| スピード指数4位 | 5308 | 10.2% | 20.3% | 30.9% | 77.2% | 81.2% |
条件を同じにするために、総合指数1位~4位を採用。両方の指数の比較もれを除外するために新馬戦や、障害レースは除外しています。また、スピード指数は、最低値を50として設定しました(下位条件の外れ値を除外するため)。

「複勝率」、「単回収率」、「複回収率」でも総合指数の方が、スピード指数を上回っています。「複勝率」は2%しか差がありませんが、回収率で差がついています。つまり、認識のズレを異常オッズが捉えている証拠になります。
まとめ

ここまでお付き合いありがとうございます。
この記事を通じて、「なぜ皆さんの競馬予想が勝てないのか?」という課題に対して、「構造的な問題」を明確にし、我々なりの解決策を提案いたしました。
ここで、重要なポイントをもう一度振り返りましょう。
- 一般的な競馬予想には、「優れた理論ほど勝てなくなる競馬予想のジレンマ」が存在する
- 競馬で勝ち続けるには、「人気(みんなの支持率)」と「本当の実力」の認識のズレを埋める必要がある
- 認識のズレを分かりやすく捉えるツールが「異常オッズ」
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異常オッズのシンドローム 
